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​岐阜市景観奨励賞受賞

岐阜市景観奨励賞とは、市内にある優れた景観を創出する建築物や屋外広告、まちなみ・風景等を表彰することにより、まちなみの質的水準の向上と、市民の景観に対する意識の高揚を図ることを目的としており、今年度で14回目を迎えています。

平成22年度は、述べ78件もの応募の中から、景観賞1件、景観奨励賞5件、選考委員会特別賞1件が選出されました。

いずれも岐阜市の景観をリードしていく、素晴らしい建築・まちなみ・風景ばかりです。

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<講評>
高井美智子(選考委員)

 

1567年に美濃を制した織田信長は、井の口の地名を岐阜に改め、尾張清洲より町人を呼び、新町とこの空穂屋町をつくらせた。現在は、靭屋町となったこの地で、築100年の町家に、当時の名前で景観も大切にし、新たな命と、そこに集う人々に暖かい交流を蘇らせた店主ご夫妻の深い愛情と心意気を感じた。 
細長い店内を程よく活用し、和雑貨、生活骨董、カフェ、蔵ギャラリー、茶室、工房で文化室を作り、人々の癒しと物づくりの発明の場となっている。カフェでは昨年、県の「おもてなし料理・菓子コンテスト」で優秀賞をとった焼きドーナツで喫茶している人々。
時々ライブも開催されている。
多様で個性ある美しい景観を未来に引き継ぐのは建物だけでなくそこに住む人、集う人、地域の人の思いかと…。

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